深夜、疲れ果てて眠い状態での運転は方向感覚さえ無くしてしまうことがある。何度か経験したが、或る雨の降る深夜の出来事。交差点の信号待ちで、例によって睡魔が襲って来た。何度かコックリしながら『ハッ!』と気がついて目の前の光景を一体何処なのか?理解できずにどうしたらいいのか?判らなくなる。雪の降る深夜も同じく、朦朧としていると普段の景色が変わって見える。完全に目が覚めていない状態で起こる現象だと思う。そんな時、自問自答。『自分は今、何処に居て何処に行くのか判らない?が、とりあえずクルマの向いている方向が、きっと目的地の方向に違いないから、とりあえずこのまま真っ直ぐに進もう!』と。しばらくすると辺りの情景を理解し始める。毎日通っているコースでも、疲れと深夜の睡魔と気象の変化で違う光景に見えてしまう。こんな時も道路脇に一旦停めて考えるなどの発想すら出来ないものだ。時に、自分がボケたのではないのかと疑う事さえある。
飲酒運転の怖さ。
昔々、千歳近郊でのゴルフの帰りに連れのクルマの後について或る目的地に向かう時の出来事だ。ゴルフ場のクラブハウスで風呂に入り食事の際に数人でビールを飲んだ。僕はお酒好きではないのでジョッキ一杯だったが風呂上りのビールは効いたのだろう。二台のクルマでクラブハウスを出て国道を早来方面に向かっていたが前を行く連れのクルマの速度が余りにも遅くて、つい居眠りを始めてしまった。『ハッ!』と気が付くとセンターラインを割っていて、前方から大型トラックが迫っていた、反射的にクイックでハンドルを左に切ったが、あの時僕の人生は終わっていたかも知れない。厳しい罰則改正後の今ではドライバーは、ゴルフの後にもビールなど決して飲まないだろうが、あの時以来、飲酒の怖さが身にしみて一切飲まなくなった。でも寝不足でも似たような現象で居眠り運転で何度かは危険な目にあっているが、そんな時も、なかなか停めて休めないものだ。朝の出会いがしらの衝突事故はよく耳にするので、運転の3時間前には起きる事は励行している。
反対車線のオービスも危険。
砂川の事件で思い出したが、あの辺りの国道12号線の直線道路での出来事。僕は交通量の少ない早朝、イベント開催のために9時前到着予定で旭川に向かっていた。かなり向こうの反対車線にオービスがある場所だった。はるか彼方から大型トレーラーがかなりのスピードで岩見沢方面に向かって突っ走って来た。と、突然僕の走行車線にハンドルを切って向かってきたのだ。とっさにブレーキを踏んだ。トレーラーは元の車線に戻ったのだが『ヒヤッ!』とした瞬間だった。彼らは速度制限を遥かに越えていてオービスを避けるために反対車線に一旦逃げたのだ。危険きわまりない。もしも巻き込まれたとしても乗用車の方が弱いから『死人に口なし』で、トレーラーのドライバーの証言だけが取り上げられるのだろう。最近ではカメラも増えたが、個々にドライブレコーダーを取り付けた方がよさそうだ。
砂川事故は『殺人事件』だ。
5人家族の乗った軽ワゴン車が国道に出た途端に赤信号無視の乗用車が猛スピードで激突。一瞬火の手が上がったところに後続の仲間のピックアップ・バンが間をすり抜けると軽ワゴン車内から放り出された家族の一人を轢き、さらに引き摺って1.5kmも先に放置して逃げた。信号無視の乗用車もピックアップ・バンも飲酒の可能性もあると言う。一瞬にして家族の4人が死亡一人が重体。新聞によれば事故を起こした仲間はクルマやバイク好きらしいが、あおり運転や信号無視、飲酒運転を繰り返していたと言う。これは最早クルマ好きとは言えない連中だ。ハンドルを握った瞬間に人格が変るのは公道運転向きの性格ではない。飲酒運転も常態化すれば罪悪感もなくなるのだろうか。普段の仕事ぶりは真面目だと言うから、信じられない豹変ぶりだ。この彼らには償う事すら出来ないだろう。無差別通り魔事件と同じで、この事故は『殺人事件』だ。亡くなられたご家族にご冥福を。
カローラ。
昨日の新聞記事にトヨタカローラ世界で1000万台、商用車を含めれば累計4000万台販売とあった。実は、僕も最初に買った新車がカローラだった。確か(?)昭和45年モデルだったと思う。軽いボディで排気量は1500cc、パワーは十分だった。丸目ヘッドライトが4つで一見BMW?のようだった。自動車学校でも当時はマニアル車での教習が普通だったので当然ながらマニアル車にした。シルバー・メタリックのボディ・カラーは気に入っていたが、キズの補修は結構難しかった。大通り地下駐車場を頻繁に使っていた僕は螺旋状の下り坂の進入路の途中でボンネットから『ボンっ!』と言う異音を感じた。駐車して確かめると、何とボンネットのフックが外れていたのに驚いた。螺旋状の通路で車体がねじれたためにボンネットのフックが外れたらしい。もしも走行中でカーブでボンネットが開いたら大惨事になるかも知れないと思うと『ゾッ!』とした。カローラに限らず、当時の量産車にはいろいろ問題も多かった。しかし、次もカローラを、とは決して思わなかった。現行モデルにそんな欠陥は無いとは思うが。
自転車事故多発。
このところ自転車事故を多く見かける。通勤途中の36号線に合流するやや斜めの小路から幹線に合流しようとしたタクシーに自転車が衝突!。また同じようなシチュエーションで若い会社員の運転する会社のロゴ入りバンと若い男性の自転車が接触。そしてゴミ収集車と自転車が接触。どれも朝のあわただしいひと時に発生しているし、事故現場状況が非常に似ている。自転車はクルマに比べれば弱い立場で、どれも実況見分で最終的にドライバーの不注意と片付けられがちの事故だが、少し気の毒な気もする。左右を見ずに進入する事は先ず無いと思うが、経験上『右確認、左確認、よし!』では危険なわけで、左確認の間に予期せぬ右からの自転車や歩行者が駆けてきたり、速いバイクやクルマが接近する事もあるからだ。僕のクルマには人感センサーがついていてゆっくり走行の時は装置が働き急ブレーキがかかるがこれも日中明るいときに限られる。また対クルマに急接近したときにも警告音とともに急ブレーキがかかるらしいがまだそこまで危険な状況に遭遇した事はない。でもまったく無いよりは有った方が安全な訳ですべてのクルマに付いて欲しい装置だ。新車を売るために新技術を開発する感もあるが、ナビのように後付けでも可能な『安全装置』の販売や義務付けが必要かも知れない。自転車にも。
SAKURA
好きな曲線。
カブトムシ。
フォルクス・ワーゲン・ビートル。まさにカブトムシだ。一見無駄なデザインのように見えるが、このデザインにはドイツ人ならではの工夫が沢山詰まっている。このクルマも軍用車として開発された経緯があるが、過酷な状況下での使用に耐えられるように設計された。まず ①横転しても簡単に元に戻せる丸いルーフ ②トランクを前にエンジンを後ろにしたサンドバギー式で悪路ももぐりにくい ③ダート走行したりしても室内で頭を保護する天井構造 ④水に飛び込んでも30秒間は浮いているので脱出可能 など様々な利点がある。現代のビートルもデザインは似ていて洗練されているが、果たしてどこまで継承しているのだろうか。これも乗ってみなければ判らない。

一度乗った憧れのクルマ。
昔、ドイツ軍将校が乗ったこのクルマを映画で見た時から大好きになった。デザインの原点『シンプルな機能美』そのものだからだ。フォルクス・ワーゲンの原点がここにある。1940年代のドイツのクルマは軍用車から発達しており米軍はこの機動部隊に対抗させるためにJEEPの開発を急いだと言う経緯がある。それだけにこのクルマ『キューベル・ワーゲン』は当時の軍用車両の中でも機動力に優れていたに違いない。構造には詳しくないが、一度だけこのクルマを運転させてもらった事があった。札幌の西2丁目通りの4車線の南一方通行路を走行した。初めての左ハンドルの運転で戸惑ったが、好きなクルマに乗ればすぐに慣れる。装甲車のようでちょっと可愛いスタイル。あの時のドライブは今も忘れられない。


