僕の母の東京の実家は「車屋さん」だったらしい。僕のおばあちゃんの古里「千葉」の若い衆を車夫として大勢住み込ませていたらしい。今で言うタクシー会社だ。人力車も今は観光用に僅かに残っているが、車社会になって既に一世紀を迎えようとしている。僕は子供の頃からクルマの音で車種を言い当てたり、クルマのおもちゃで遊んだり、時には、プラグを抜き取ったり、バッテリーを分解してみたり、とんでもないいたずらをして大目玉をくらったりもした。母の膝で「銀の自動車の歌」を聞いていた頃を思い出し「クルマの広告」に長く携わっている今の僕自身に、クルマとの不思議な縁を感じている。いつも比較的クルマに近いところに居るため、一般の方々と少し違う角度から見えたりすることがある。初めてのクルマ選びなどにお役立ていただければいいかなと思っています。今は小さな広告代理店をやっています。今まで、いろんなクルマに乗ってきましたが、これからも大きく変わりつつあるクルマの世界を見届けたいと思います。運転は好きですが、高級スポーツカーなどではなく普通の実用的なクルマのファンです。クルマに関連した僕の経験なども、ぜひお役立てください。kuruma