お尻を振らないFF車?(MINIの前輪トラクション・コントロール)

MINIにも最近では4WD車のクロスオーバーALL4(4WD車)があるが、ここではFF車の3ドアのMINIについてのお話をしようtr。僕はFF車(フロントエンジン・フロントドライブ)のMINIに2年余り乗った。MINIには、つい最近では5ドアもデビューした。新しくデビューした当初の僕のMINIは3ドアのFF車だった。BMWと同じで、床までアクセルを踏んでも、ミラー・バーンの上り坂などでタイヤが滑り出せばエンジンの出力を抑えると同時に、トラクションの働きでスリップした方のタイヤ回転を止め、反対側のタイヤを回転させ、そのタイヤがスリップアすれば、またその逆を交互に、しかも瞬時にコンピュータ制御で行う。また、カーブでお尻を振ったり横滑りを感じると自動的に後輪の左右のブレーキが自動的に働き、安全走行のアシストもしてくれる。さらに、急なブレーキング時には断続的にポンピング・ブレーキを自動的に行うABS(アンチロック・ブレーキング・システム)の働きで危険回避をサポートする。さらにFFの良さ「前輪が駆動輪で後輪がフリーに転がるだけ」なので横滑りによる「尻振り」が少ないなど、前輪駆動車のメリットがあり、雪道でも前輪のトラクション・コントロールとの組み合わせで安心なのだ。コンパクトながら安定した走りは、クルマ全体のバランスの良さも関係しているのだと思う。

FRで山登り?(BMWの後輪トラクション・コントロール)

僕は、北海道の厳しい冬もFR車(フロントエンジン・リヤドライブ)のBMWに乗っている。最近ではBMWも4WD(xDrive)車モデルを多数販売している。つい最近ではBMW初のFF車(フロントエンジン・フロントドライブ)のアクティブツアラー218i(5ドア)もデビューした。このモデルにも4WDがある。でも、しかし、僕のBMWはFR車なのだ。以前は、ジープ、スバル、日産の4WDにも乗っていた僕がなぜ?FR車に乗っているのか?。或るイベントを主催した時に決意したことがある。滑りやすい路面でレーシング・ドライバーの運転するBMWセダンがアクセル全開で車体はややローリングしつつもスピンせず周回を重ねている光景をこの目で見た。これまで4WD車でも滑りやすい路面でスリップ事故を何度か経験していた僕が不思議に思い、ドライバーに聞くと、床までアクセルを踏んでも、タイヤが滑り出せばエンジンの出力を抑えると同時に、トラクションの働きでスリップした方のタイヤ回転を止め、反対側のタイヤを回転させ、そのタイヤがスリップアすれば、またその逆を交互に、しかも瞬時にコンピュータ制御で行っているのだと教えてくれた。なんとカーブでお尻を振ったり横滑りすると自動的に後輪左右のブレーキが横滑りを防止し安全走行のコントロールをしてくれていると。さらにFRの良さも説明してくれた。前輪タイヤは駆動せずに、フリーに転がしているだけなので前輪のスリップがなく、従って「ハンドル操作通りに曲がってくれる」との事。FF車や4WD車のように前輪も駆動輪ではないメリットがFR車にはあり、急なブレーキング時には、いわゆる断続的なポンピング・ブレーキを自動的に行うABS(アンチロック・ブレーキング・システム)の働きとの組み合わせで危険回避できると。クルマも今や走るコンピュータと言えるほどに進化していたのだ。このイベントでのデモ走行を見てすっかりBMWファンになった。BMWの場合、多少お尻を振っても、それ以上のスピン状態にはならないから冬道も安心なのだ。先日僕は、FR車のBMWで久しぶりに冬の手稲ハイランドのスキー場まで登ってみたが、FRとは思えない走りは健在だった。ただ深雪、ミラー・バーン、カーブなどではFR車に限らずFF車も4WD車も減速して注意走行をおすすめする。