夏もヘルパーを積んで。

かつてはサファリ・ラリーに日産のブルーバードが活躍した事があったが、考えてみれば当時の国産乗用車に4WDは無かったし、FRが常識だった。近年では三菱パジェロなどのRVなどの4WD車の参戦が主流だ。風に舞う細かな粒子の砂地では4WD車でも埋まって腹がつっかえれば新雪と同じで亀の子状態になってしまう。一昔前のキャメル・トロフィで活躍したMINIは車重の軽い、しかもFF車だ。ワーゲンの軍用乗用車には、RRが採用されフロントを軽くしてサンドバギーのように砂地でもある程度走破できるものもあったようだ。FR車と言えば、僕はS54年式カローラに乗っていた頃は車重も軽かった。冬はスパイク・タイヤを履けた時代で大丈夫だったが、夏の石狩の砂地では苦労した。まるでサファリ・ラリーだ。そんな時に役に立ったのは2枚のヘルパーとショベルだった。クルマのお腹がつっかえないうちにショベルで後輪部分を堀り鉄製のヘルパーを差し込んでバックで勢いよく脱出する。雪からの脱出用のヘルパーは夏の砂地でも活躍した。4枚もあれば後輪の前後に夫々噛ませてシフトを前後進に素早く切り替えながらクルマを徐々に前後に揺さぶって反動で脱出できる。昔のジープなどは泥濘地からの脱出のためにシフトはストレートに前後切り替えがしやすくなっていた。最近のマニアル・シフトはジグザグ型が多く、こんな芸当には向いていない。最も今はオートマ・ミッションが主流で、しかも北海道などは4WD車がほとんどで、砂地でも無神経に入り込むドライバーが多い。でも、イザと言う時のためにヘルパーを積んでいれば、商品名の通り助けてくれる。たとえ樹脂製の簡易型のものでも。

CM媒体カー販売方式。

F-1などのレーシング・カーは広告ステッカーだらけだ。注目される対象だから効果も大きいと考えられているからだが、実際のレースを見れば300km/hのスピードでは目で追いかけるのが精一杯で小さなステッカーなどは認識できない。TV撮影では望遠撮影や超高速度撮影技術でスローモーションで見せてくれたりするから認識できる。こんなレーシングカー的PR手法を一般の乗用車にも応用できると思う。あるメーカーなどのCMステッカーを期間限定で掲出する事を条件で中古車の販売価格に反映させる。つまり、広告掲出料を差し引いた販売価格にする。販売会社にはCMメーカーから広告費が入るので値引き分は穴埋めされ、購入ユーザーには値引きのメリットがある。但し、CMの内容によっては購入ユーザーに敬遠されることも考えられるので、むしろクルマの用品(タイヤやショック・アブソーバーなどのパーツ類、オイルなど)のCMなら違和感もないかと思う。これで中古車販売会社にとっても、購入ユーザーにとっても、CMメーカーにとってもメリットが生まれると思う。CM料(つまり値引き価格)は①ボンネット②テール③両サイド④ルーフなど貼る場所によって分類され、ステッカーの大きさ①大②中③小の3パターンなどのトータルで決まり、購入ユーザーが大きなステッカー①ばかりを希望すれば値引き幅も大きくなる。ステッカーの貼り付け作業はボディ・メーキング専門業者に依頼する。ラリー・カー的デザイン装備の中古車販売方法としては、C・I 規定の厳しいメーカー系ディーラーの中古車センターではなく、中古車専業社での(国内限定)販売方法として有効と思う。購入方法は3年(36回)ローン契約とし、登録初度と3年後満期時の車両モニター写真提出が必須条件で3年未満でステッカーを剥がしたり手を加えたりした場合には契約不履行罰則規定で、値引き価格に当たるCM料の返還請求も設ける。また、ステッカーの材質は極薄手の高耐光性フイルム素材で、簡単に剥がされない工夫も必要かと。

自転車とエアバッグ?

最近、自転車とクルマの事故を多く見かけるので、運転にも注意はしているが、自転車も我がもの顔で危険な走り方が目立つのは事実だ。歩行者も自転車もクルマからは必ず認識されている事を前提に行動してしまうから事故は起きる。クルマを運転していると視界には無かった自転車やオートバイや歩行者に『ハッ!』と気づくことがある。車には死角がある事と、一度に360°は認識できない。歩行者は別にしても、自転車やバイクにもエア・バッグを装着できないだろうか?死亡事故を無くすための工夫を自転車メーカーもバイクメーカーも努力していない。後付で可能な方式なら、今からでも間に合う。『乳母車』やお年寄りの『手押し車』や、『車椅子』にも応用できそうだ。装着するとすればハンドルあたりだろうか。我が家の子供達の4台の自転車と2台のバイクにも取り付けられれば安心だ。(エアバッグで死亡したなどのニュースもあるが?)スウェーデンだったか定かではないが女子大生達が研究してマフラー形のエア・バッグを開発した。昨日のTVでそれらしきエア・バッグを紹介していたが頭部をスッポリ覆う方式だ。日本円で約5万円ほどらしい。

360°TVカメラ付き?

バックセンサーやTVカメラつきのクルマは便利だし、駐車時にモニターで位置を表示してくれる装置も助かる。しかしクルマに死角は残されている。だから事故も多い。ここまでクルマも発達しているわけだから、いっそクルマの周辺を360°カバーするTVカメラを搭載したらどうだろう。運転時の左右・後方確認もシートベルトをして首を回すにも限度がある。確認は重要だがこれでは完全に確認できない。運転席のマルチスクリーンで360°TVカメラによる確認が出来れば死角をなくす事ができ、人身事故も減ると思う。それほどコストが掛かる事もないだろうし、後付も可能かと思う。

外付けエアバッグ?

クルマは衝突時にクラッシャブルとか言って衝撃緩和ボディに考えられているらしいが、外部にもエアバッグが出れば死亡事故は減るかも知れないし、対人身や対自転車にも有効かと思う。人感センサーや自動緊急ブレーキに加えて『外付けエアバッグ』はどうだろう?後付け可能で、どんな古いクルマにでも装着できる装置にしたいが、面倒な法律をクリアーしなければならないのだろうか?大事故から人命を守る切り札になると思うのだが。

電気自動車普及促進策。

クルマを動かすエネルギーとして、ガソリン代より電気代の方が計算上は安い。しかしクルマの価格は電気自動車よりガソリン車の方が安い。中間を取るなら比較的廉価版のハイブリッド車となるが、電気自動車の普及が遅れている原因はインフラ整備の遅れだと言われている。実際に急速充電設備を備えているのは、主にクルマのディーラーさんだが、自分のクルマメーカー系のディーラーさんには行きやすいが、充電のために他のメーカーのディーラーさんには行きづらい。ここまでは当たり前と言えるが、実はもう一つ現代ならではの大きな原因がある。ショールームに商談に来られたお客様や展示会場でお見かけするお客様をよく観察すると、大抵は女性連れだ。奥様か恋人だろうが、一般的だが女性の経済観念は男性と大きく違う。ガソリン代より身近なのが電気代・水道代・ガス代だ。電気自動車は電気を消費するから電気代が一気に上がると計算する。100km走るには30分急速充電で500円。毎日乗れば月に1000kmで5,000円。ガソリン代の一回分の給油代と言っても、余り説得材料にはならない。今以上に高い電気料金を電力会社に払う事自体に抵抗があるからだろう。これからは普及に当たって住宅メーカーの協力も得て、ソーラ発電や風力発電など再生可能エネルギーで自家発電できる住宅とクルマのセット販売プランなどで普及を促す方法も考えなくてはならないと思う。エコカー+エコ住宅のダブル減税など女性や主婦の方にも受け入れられる販売方法を提案したい。クルマメーカーもディーラーさんも、ハウスメーカーも販売会社も、そしてユーザーも納得してご購入いただく事で、全体で環境保護にも貢献できる事にもなる。もう一つ、女性ユーザを納得させるためにも、電力会社も電気自動車利用還元特別料金なども考えていただきたい。

スーパー・カブのトライク?

カブ
トライク(三輪バイク)は今や中・高年に大モテだ。自動二輪の免許不要。普通免許で乗れ、ヘルメットも不要。つまり、もはやバイクではなく普通自動車の部類になるからだ。

クルマより遥かに安いからセカンドカーとして持つことも可能だ。僕は持っては居ないが、あの『ホンダのスーパー・カブのトライク』はいいなぁと思った。リッター110kmとは行かないまでも、かなり燃費は稼げると思う。三輪になって半分の燃費のリッター50kmとしても魅力的だ。後席にちょっとした荷物を運んだりできて重宝だと思う。例えば新聞配達や郵便配達、近頃見かける街中の宅配便などに活用すれば、二輪バイクのように停車時に一々スタンドを立てなくても倒れないから作業効率も高い。スーパー・カブの屋根付き本格的トライクがあればなおいい。

スクーターのトライクもシンプルでカッコいい!スーツで乗ってもいいし、女性ならスカートでも乗りやすいと思う。

スクータートライク

クルマメーカーへの提案!

平成の直前、僕は毎日、時間さえあれば、自宅デスクに向かってクルマの「アシスト駆動兼補助ブレーキ」についての研究をライフ・ワークにしていた。概要は北海道の交通手段「クルマ」が置かれている冬の危険な環境リスクからドライバーを守るための予防安全システムだった。ワープロも無い、もちろんPCも無い時代で、全て万年筆の手書きだった。それから2年目、意を決して東京の自動車メーカー本社の開発部門のN氏に大学ノート1冊にまとめて提案した。しばらくして自宅にメーカーのN氏から「ところでクルマ関係の方ですか?」と電話があった。僕「広告代理店勤務ですが・・・」。N氏「技術者を連れてそちらに伺いたいのですが」。僕「現在サラリーマンで仕事の都合もあるので、時間を作って、こちらから伺います」。会社に報告後、送られてきた航空券で、東京のメーカーに伺った。いくつもの応接室の中の一つに通されN氏と工場の技術者の方に面談。この件は特許庁で調べたが該当するものも無いとの事で、当時の副社長さんから「連名で特許申請を」と言われたとの事。「連名?」も腑に落ちなかったが、N氏「安全はお金になりますか?」の一言。僕「帰らせていただきます!レポートを全てお返しください!」。僕は翌日の一番機で北海道に戻った。2年間の僕のプランは一瞬にして消えたが、最近では、このメーカーがトップを切った形で、他メーカーも車種の一部に「似た部分」が採用されている。当時はエア・バッグがようやく採用され始めた頃だが「予防安全」が僕のテーマでした。北海道の冬のドライブで怖い目に逢っている僕の生命もお金では買えないので、出来ればリ・メークして新たに参入された自動車メーカーさんにでも提案したいと思う。

新車販売アイディア(駐車場つき新車販売?)

僕が最初に新車を購入した際に、ムリを聞いてくださった某ディーラーのS課長さん、あの時はありがとうございました。そこでディーラーさんへ僕の提案ですが「駐車場つき新車販売」と言うのはどうでしょうか。都心に勤務しているサラリーマンにとって駐車場は大きな負担になります。都心のディーラーさんに限らず、地下鉄やJRターミナル至近のディーラーさんの新店舗や、リニューアルの計画があるなら、大規模な立体駐車場と一体のショールームを建築することが販売促進にもユーザーの囲い込みにもなります。パチンコ屋さんにある、あの手の大駐車場です。朝クルマを駐車してサービス・フロントにキーを預け、途中入出庫も可能で、点検整備等は帰りには完成しているとか、給油や電気自動車ならチャージもできるシステムです。無料なのか廉価なのかは別にしてユーザーの要望には応えることができるのではないでしょうか。さらには、シーズンオフのタイヤも預かって貰えればマンションなどに住むユーザーにも歓迎されます。以前にメーカー系のディーラーさんの専務さんに一度お話したことがありましたが、未だ実現していません。ユーザーの駐車期限を2年間とした場合、クルマのマイナーチェンジやフルモデルチェンジの際の買い替え促進や新規ユーザー獲得策としても有効ではないでしょうか。もちろん駐車場内でのトラブルはユーザーの責任だが、保険ビジネス上、防犯監視カメラ設置で集中管理もお薦めしたい。