お彼岸も過ぎて,明日から4月だと言うのに,札幌はまた積雪です。最近気温も上がって,夕べはシャーベット状の路面で,ステアリングをしっかり持っていなければタイヤを取られてしまう程でした。こんな時はSUVタイプのクルマはタイヤ径も大きく,四輪駆動で,しかも頑丈ですからドライビングもラクですね。北陸の湿雪なども,四輪駆動車でも軽自動車などタイヤ径が小さいクルマは大変です。それに乾燥道路に慣れた後の雪ですから走行には十分注意ですね。スピードを上げればかなり危険です。
ひとくち知識
夏休みの子供たち。
子供達の夏休みだ。クルマで走っていると、子供たちが自転車で横切ったり歩道から車道に急に飛び出したり、時折「ハッ!」とする。昨日も二人兄弟の自転車が軽四に轢かれてしまった。70代のお婆ちゃんのクルマが反対車線を逆走してしまったと言うのだ。暑いと考えられないくらいのいろんな事故が起きる。特に夏休みには全国各地の親戚の子供たちも北海道の親戚に避暑も兼ねて遊びに来る。夏休み中に不慣れな土地で事故などに遭わないようにドライバーも子供たちには十分に気をつけたい。昨日もご近所の家に夏休みの間遊びにきている名古屋の兄弟の真ん中の子が公園の遊具から落ちて救急車で運ばれた。毎年お盆が近づくと思いがけない事が多発?するから注意したい。
夏もヘルパーを積んで。
かつてはサファリ・ラリーに日産のブルーバードが活躍した事があったが、考えてみれば当時の国産乗用車に4WDは無かったし、FRが常識だった。近年では三菱パジェロなどのRVなどの4WD車の参戦が主流だ。風に舞う細かな粒子の砂地では4WD車でも埋まって腹がつっかえれば新雪と同じで亀の子状態になってしまう。一昔前のキャメル・トロフィで活躍したMINIは車重の軽い、しかもFF車だ。ワーゲンの軍用乗用車には、RRが採用されフロントを軽くしてサンドバギーのように砂地でもある程度走破できるものもあったようだ。FR車と言えば、僕はS54年式カローラに乗っていた頃は車重も軽かった。冬はスパイク・タイヤを履けた時代で大丈夫だったが、夏の石狩の砂地では苦労した。まるでサファリ・ラリーだ。そんな時に役に立ったのは2枚のヘルパーとショベルだった。クルマのお腹がつっかえないうちにショベルで後輪部分を堀り鉄製のヘルパーを差し込んでバックで勢いよく脱出する。雪からの脱出用のヘルパーは夏の砂地でも活躍した。4枚もあれば後輪の前後に夫々噛ませてシフトを前後進に素早く切り替えながらクルマを徐々に前後に揺さぶって反動で脱出できる。昔のジープなどは泥濘地からの脱出のためにシフトはストレートに前後切り替えがしやすくなっていた。最近のマニアル・シフトはジグザグ型が多く、こんな芸当には向いていない。最も今はオートマ・ミッションが主流で、しかも北海道などは4WD車がほとんどで、砂地でも無神経に入り込むドライバーが多い。でも、イザと言う時のためにヘルパーを積んでいれば、商品名の通り助けてくれる。たとえ樹脂製の簡易型のものでも。
キャンピング・カー。
キャンピング・カーにもいろいろ有るが、屈斜路湖のほとりで大露天風呂温泉が売りの民宿を経営している知人の所に、アメリカなどの映像で見かける飛行機の胴体のように大きなアルミでできた牽引型キャンピング・カーを見かけた事があった。民宿のオーナーの知人に聞くと彼の東京の親戚のオジサン家族だった。親戚と言えど商売の部屋には泊まらず、キャンピング・カーで家族が寝泊りして避暑に来ていたらしい。こんな大きな本格的なキャンピング・カーは別として、ある程度設備の整ったキャンピング・カーは魅力だ。トラックの後部に設備したタイプやワンボックス・カー・タイプ、最近では軽四輪のワン・ボックス・タイプまである。キャンピング・カーの魅力は宿泊のホテルや旅館の予約の心配もせずに出かけられる事だろう。こんなクルマで北から沖縄まで、の~んびり南下する旅をしたいと考えたが未だに実現はしていない。仕事を持っていると、なかなか長期休暇などとれず、つい仕事人間になってしまう。それに家族も含めてクルマも3台有るが、みんな実用車で遊びの車は無い。キャンピング・カーを購入するとなれば300~500万円は覚悟しなければならないだろう。それに遠出すればさらに維持費も予算すれば年間100万円くらいは余裕が無ければならないと思う。と、なれば僕達のようなユーザーにはキャンピング・カーを購入維持するよりもレンタ・カーを利用したほうが遥かに経済的だ。ましてレンタ・カーなら、その時々の目的に合わせて、好きなタイプのキャンピング・カーも選べる。沖縄までの南下はムリにしても、取り合えず一度レンタ・カーでいいからキャンピング・カーで北海道内を2~3日ばかり旅してみたい。子供たちが大きくなって自立してしまうとクルマでの旅行も忘れてしまっていた。余談だが、理容店の店主が以前日産キャラバンを改造して8ナンバーにしていた。改造車はキャンピング・カーもパトカーも8ナンバーだが、改造するところは室内とエンジンや装備の違いはあっても税金は非常に安いらしい。
風速50m!とは?。
台風シーズン!北海道は比較的被害が少ないが、風速50mの台風が襲来した時には大パニックだった。仕事がら日付指定もののチラシ搬入で発寒にある折込配送センターにライトバン(カルディナ)で出かけた。配送センターに到着すると、あの重い樹脂製のフォークリフト用のパレットが次々空中に舞い上がって吹き飛ばされていた。とっさに風下から逃れ風上にクルマを移動!難を逃れた。帰り道でも、看板が倒れ、円山公園あたりの大木も目の前で根こそぎ倒れ、一方通行の片側を塞いでしまった。行き場に困った僕は反対車線を逆走して逃げた。その時、遭遇したパトカーも逆走をとがめなかった。ただ驚いたのは、樹木が倒れそうになっている交差点の赤信号を守って青に変わるまで動かなかったベンツだ。前がつっかえ進めない。僕のクルマに大木が倒れてきたらと、気が気ではなかった。幹線に出ても倒木が道路を塞いでいるので、わき道をジグザグと交わしながら大通公園の北大通を走行も、大木が次々倒れるのを尻目に必死で東8丁目の某ビルの駐車場へ。ビルの中に避難しようと思ってもクルマの扉が風圧でなかなか開かない。暴風で吹き飛ばされぬよう重い鞄を持ち、何とかクルマのドアを押し開け、姿勢を低くして、ゆっくりビルの裏口ドアへ。外に開く重いステンレスのドアは外からの風に押され開かない構造のはずが、竜巻のようなビル風で外に吸い込まれるように開いてしまいビルの1階ロビーには枯葉がいっぱい舞い込んで異様な光景だった。外にはいろんなモノが飛び交っていて出られず、ビルの6階の窓から自分が請け負って建てた大型ロード・サインを見ると、やはりモノがぶつかって看板面の樹脂板が割れてしまっていた。心配なのは看板の部材などが人や車や建物に被害を与える事。不幸中の幸いで多少の被害は出たが、それ以上の加害者にならなくて済んで「ホッ!」とした。後日、イベント会場に予定した手稲山頂近いスキーハウス前の大駐車場から山腹を見ると大木が無数、横たわっていた。係りの方の話では台風当日は大きな倒木が飛び交っていたらしい。リフトの支柱さえも曲がっていて「すざましい台風」の脅威を物語っていた。落雷の時は大木に近寄るなと言うが、台風の時の大木ほど危険なものはない。
ワンBOXの後ろにつくな!
昨日は26℃ほどで晴天。クルマのエアコンと窓を開けて走れば爽快だったが、ゴルフのイベントで銭函のカントリー倶楽部の駐車場に日中停めていた車内は蒸し風呂状態。暑い日には必ずと言っていい位に事故や事件が多くなる。昨日も救急車に度々遭遇。追突事故も数件見た。最近の追突事故では、ワンBOXカーやミニバンに軽四が追突するケースが多く見られる。軽四のドライバーは大抵若い女性だ。原因はスマホかも知れないが、もう一つの要因は背の高いワンBOXカーやミニバンの後部の壁で前方の流れが読めないところに接近して走っていて、ブレーキを掛けられ、とっさのブレーキも間に合わず追突する。一方ワンBOXカーやセミバンは背が高い分見通しがよく運転はしやすいが後ろについたクルマへの配慮まではしていないから追突されてしまう。昨日だけでも同じシチュエーションを3度も見たから間違いない。ワンBOXカーや背の高いミニバンやトラックの後ろにはつかないほうが無難だ。ついたら車間距離を保つ事と絶えず注意を払った方がいい。最近流行りの前方車速度にあわせて一定の車間距離を置いて走り、ブレーキにも反応する進化した装置つきのクルマや自動ブレーキ付きのクルマであれば安心だ。
左に自転車っ!
自転車の交通法が変わって、僕達クルマのドライバーは『怖い』思いをしている。特に朝の通勤・通学時間には道路は自転車が我が物顔で思い思いに走り、小路への右左折もできないくらいだ。まして交通法改正で車道を走る自転車とクルマとの接触事故などの危険性もますます増えた。朝のラッシュ時に限らず、自転車が車道を走る事をドライバーは絶えず認識していなければならない。信号待ちなどで死角から急に自転車が現れる場合などは『ハッ!』とする事があり、知らずに左折でもすれば巻き込み事故にもなり兼ねない。たとえ左折ウインカーを点滅させていて曲がりかけていたとしても自転車は一時停止など無視して進路をさえぎるからだ。また片側二車線の道路では左車線の車道を走る自転車を避けて右車線に少し膨らめば右車線の走行車との接触事故の危険性もある。このように車道を走る自転車が増えた事で僕達ドライバーはこれまで以上に車線左側に注意しなければならなくなった。
自転車の交通違反。
平成27年6月1日より、交通の危険を生じさせる違反を繰り返す自転車の運転者には、安全運転を行わせるため講習の受講が義務づけられます(14歳以上対象)。
昨日も女子高生の二人乗りを見かけた。もちろん14歳以上だ。大丈夫か、この法改正?ほとんどの自転車乗りが守ってなんかいやしない。誰もわかっていないんじゃないか。若者に限らず、おじいちゃんも、おばあちゃんも、変わった事すら分かっていない気がする。
1 信号無視 | 8 交差点優先車妨害等 |
2 通行禁止違反 | 9 環状交差点の安全進行義務違反 |
3 歩行者用道路徐行違反 | 10 指定場所一時不停止等 |
4 通行区分違反 | 11 歩道通行時の通行方法違反 |
5 路側帯通行時の歩行者通行妨害 | 12 ブレーキ不良自転車運転 |
6 遮断踏切立入り | 13 酒酔い運転 |
7 交差点安全進行義務違反等 | 14 安全運転義務違反 |
※ 安全運転義務違反とは、自転車側の過失によって人身事故が起きたような場合などで多くの行為が該当すると考えられます。例えばスマートフォンを見ながら自転車を運転していて、歩行者と衝突するようなケースです。

講習時間 | 3 時間 |
講習手数料(標準額) | 5,700円(都道府県条例で別途定められる) |
講習のポイント | 1 運転者としての資質の向上に関すること、自転車の運転に ついて必要な適性並びに道路交通の現状および交通事故の 実態その他の自転車の運転について、必要な知識について 行うこと。 |
2 あらかじめ講習計画を作成し、これに基づいて行い、かつ、 その方法は、教本、視聴覚教材等必要な教材を用いて行う こと。 | |
3 自転車の運転について必要な適性に関する調査に基づく個 別的指導を含むものであること | |
●具体的には ・法令テスト(最初と最後に2回チェック/自転車の交通ルールを理解しているか) ・対話形式などにより、受講者自らの運転行動に関して気づきを促す ・視聴覚教材による危険性の疑似体験 ・自転車事故体験談(具体的な事故事例から、事故に伴うリスクを認識させる) などが予定されている。 |
自転車事故も車両事故。
自転車の交通ルール。
自転車で、傘を差しての運転や携帯をいじりながらの運転なども違反行為になる。
自転車は道路交通法上軽車両に分類されている。
クルマのドライバーなら常識だが、標識の見方を子供たちにも教えてあげよう。

・車両通行止め=自転車を含む全ての車両の通行を禁止。

・一時停止=必ず一時停止して左右(周囲)の安全をする。

・自転車横断帯=自転車が横断するときに通る場所。
そして、改正とともに自転車の通行帯の整備、子供たちにもわかりやすく標識などを学ぶ機会を設けるなど、早急な対策が必要。