40代の小太り酔っ払い男。

前職で同じ方角に帰る女の子を乗っけて帰ることになった。彼女が家族と住む郊外のマンションの広い敷地の青空駐車場に乗り入れた。駐車する必要もなく、停車状態で昼の出来事を談笑。すると、変な男が助手席のガラスをこぶしで叩いた。ウインドウガラスを下げると「何でこんなところに停めるのよ~迷惑だろ」とでかい声を張り上げた。「ここの住人の人を送って来たのでちょっと停めているだけで、直ぐ出ますよ」と、「BMに乗っているからって偉そうにするんじゃあないよ」などとブツブツ喚いて離れない。完全に酔っ払っているのでクルマを動かそうにもぶつけたなどと口実を与えてもかえってこじれる。残念だが、ここは引き下がって早く帰りたい。丁重に「お邪魔して申し訳ありません。すぐにどけますので、とりあえず、この人を降ろさせていただけますか」。「あんた、ここの人?」。やっと少し理解したのか、今度は別のクルマに向けてイチャモンを付け、よろけて歩き出した。彼の喚き声はマンションの谷間に響いて住人も窓から顔を出したほどだ。不満分子の酔っ払いは大嫌いだ。こいつも40代の小太り男だった。きっと、いい死に方しないだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です