以前にネットに、全身を伸縮する布だけで覆われたセクシーなBMWのロードスターモデル『 Z4 』が公開されていた。おそらくメーカーが作ったものではなく、芸術家の作品だったと思う。しかし、動くところは動き、開くところは開く、見事な出来栄えで、つい『こんなクルマばかり走れば衝突の際も衝撃をお互いに吸収してしまうのではないかと思ったものだ。鉄とアルミとガラスとプラスチックとゴムで出来た現代のクルマも、昔は木製と幌だった。速く走りたいがために重い自重にパワーが要求され、エンジンが巨大化し、ますます重くなったのが、これまでのクルマだ。最近のBMW i3 やi8の電気自動車のボディはカーボン・ファイバーを多用していて見かけより遥かに軽量になっている。カーボンファイバーは飛行機にも使用されている。確か日本の技術だと思う。これからのクルマやバイクや電車や飛行機はファイバー製の時代になるだろう。UFOなどは、もうとっくにカーボン・ファイバー製だったのかも知れない。