僕の特技「語呂合わせ」(数字暗記)

僕は何故か数字を覚えるのが得意だ。例えば、昔から電話番号などを書き留めた手帳など一切持たない。全ての取引先や友人たちの電話番号を暗記していたからだ。暗記と言うより憶えるコツは数字を見たら何気に「変なゴロ併せ」をやる癖がある。歴史の教科で年号を憶えたあの手法だ。数字をそのまま憶えることもあるが、ほとんどが言葉に置き換えて頭のどこかに残されているのだ。決してまともな言葉ではないのだが、他人に伝える情報ではないので「変なゴロ併せ」ほど記憶には残るから不思議だ。或る年の新年のご挨拶まわりで、僕は一人で某ディーラーさんの駐車場にクルマを停めた。そこへ同じく挨拶まわりを終えたらしき人たち三名がすぐ左隣のクルマに戻って来た。運転手役の若い方が偉い感じの二名の方をエスコートして左ドアから乗せ、自分が運転席ドアを開けた瞬間、凍った路面に足を取られ転倒!僕のクルマの助手席ドアに何かがぶつかった音がした。僕は助手席の窓ガラスを下げて「大丈夫ですか?」と、彼「大丈夫です・・・」と。そのまま僕は年始のご挨拶を終えクルマに戻り、念のため助手席ドアを確認して驚いた。なんと傷ついて引っ込んでいるではないか。あの時の彼の「大丈夫です・・・」は僕のクルマではなく自分のことだったのだ。とっさにあの時のクルマのナンバーの「語呂」と「車種」と「貼ってあったディーラーさんのステッカー」と「だいたいの年式」、「時間」を思い出し、挨拶先のディーラーさんに問い合わせた。ナンバーからディーラーさんが判り、なんと僕のライバルの取引先に代車で貸したクルマだった。運転していた方は支店の方と他の二名の方は東京の役員だと言う。早速彼の会社に電話で「このままだと、当て逃げになりますよ・・・」と。「特技は身を助く!」だ。

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