『どうせ敵さんの車だろう?』

大変お世話になっていた某ディーラーさんの社長さん「君もどうせ、敵さんのクルマだろう?」と見抜かれた。そのディーラーさんを訪問する時には、なるべく遠くにクルマを停めていたのだが、そんな或る日の夕方、社長さん「君、これから会社に戻るなら同じ方向のススキノまで乗せてもらえないか?」と。こうなっては仕方がない。覚悟を決め、快く承諾。僕「汚いクルマですけど、よろしければ喜んで!」と。そして社長さんと、支店長さん、次長さんの3人を乗せてススキノまで辛い20分ほどのドライブだった。社長さんから支店長さんに「君、注文書を持ってきたか?」、支店長「えっ?」、社長さん「クラシック・カーもいいけど、ウチのクルマもいいよ・・・」と。もちろん僕に、きつ~い冗談にも本音が半分あったのだと思う。僕にとっては恩人の社長さんだったので、その時から僕はスバルとの別れを考え始めた。僕によくしていただいたメーカーから出向の社長さんもメーカーのディーラー再編による合併で本州ディーラーに転勤となった。「男はつらいよ!」

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