♪さらばスバルよ!

憧れのスバルはポルシェと同じく、水平対抗の「ボクサー・エンジン」のサウンドが快かった。しかし、強固なボディの重量か、エンジンのパワー不足か「かったる~く」感じた。しっかりはしているが重たいものを引きずっている感じが不満だった。庭に駐車中の或る日、隣の石膏製のストーブの煙突が強風で倒れ、ボンネット上で炸裂!粉々に飛び散ったのを見て、塗装修理を覚悟したが、なんと?フェンダーに着いていた車幅麦球が切れただけで何処も引っ込んでいなかったのには驚いた。ブレーキの浪打現象でメーカーにクレームを申し出、ディスクブレーキのローターを交換したり、かなり手間のかかる代物だったが、使い込むにつれ、ようやく落ち着き、エンジンも回るようになってすっかり馴染んだと同時にパワーも感じるようになった。あれほど憧れていたレオーネに、真っ白いアルミホイールと、キャラメル・トレッド・パターンのラリータイヤを履かせてサロマ湖の砂地を走破したり、キャンプの浜辺でのスタックからの脱出やら思い出は尽きない。13万kmも乗ったレオーネをどうしても欲しいと言う人が現れた。ネイチャーガイドの方らしい。その頃、僕は某メーカー系ディーラーさんの広告の仕事で、大変お世話になっていたため、6年間一緒に暮らしたスバルを諦め、彼に譲ることに決めた。「男はつらいよ!」。時代は、バブルの予兆が始まっていた。

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