クルマの免許失敗談 (その1)

クルマは危険なもの。とても運転などできないと思いながらも、友人のカメラマンが軽乗用車を買ったので隣に乗せてもらった。ある日郊外の私有地で運転してみないかと言われハンドルを握り締めた。僕の思いに反して激しく動くクルマに閉口した。教習所は自宅から徒歩15分圏内にあり免許くらいは有ったほうがよいと思い、夜間の部に通いだした。大きなセドリックの教習車は軽乗用車とは違い、もっと恐ろしい存在だった。バックの際に後ろ向きになってハンドルを切れば、感覚が狂って、思いとは逆に切れたり、タイヤがどこを向いているのかと疑問だらけだった。緊張のあまり何度も仮免で落とされ、とうとう雪のシーズンに突入した或る日、ダンプカーがシャーベット状の雪混じりの泥を跳ねてフロントガラスが全く見えなくなり、パニック状態になり夢中で急ブレーキを踏んでしまった。ワイパー・ブレードのスイッチの所在は習っていなかったため、一体どこにあるのか、どんな形なのか全く知らなかった。その場で教官に教えられたが、いろんな最悪な場面を想定して事前準備をしていれば良かったと後悔した。当然ながら仮免は落とされた。

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